なぜロックは楽器を破壊するのか?

Hi-Lo_C2006-01-30

ロックにおいて楽器を破壊する行為は神聖なものとして崇められてる。確かにあの圧倒的かつ衝動的行為はロック魂の真髄を感じる。彼等はなぜ楽器を破壊するのか。
なんでも初めて楽器を壊したのはTHE WHOのギタリスト、ピート・タウンゼントだったらしい。何故壊すのかと言う質問に対しピートは「良い音が出ないから刺激を与えた」と答えている。・・周りの人は納得するしかないのだろうか?
ニルヴァーナのライヴにおいても楽器破壊はステージを締めくくる儀式となっていた。何故壊し始めたのかという点についてカート・コバーンは、当時ドラマーだったチャド・チャニングのドラミングに頭にきてやった、と周囲に語っている。バンドメンバーにそんな人が居たらたまったもんじゃないだろう。
通常、楽器破壊はステージの最期に行うものと思われるが、BECKは演奏後ではなく、ステージに出てくるなりいきなり楽器を破壊したとrelax(2005年4月号)のインタビューで明かしている。「あれは素晴らしかった。でもやってから、あれ、演奏できない、って事に初めて気がついて」そして「今あれをやるとしたら、もう少し冷静に考えて、ギターをもう1本準備しておく」と語っている。
・・・ということで、楽器を破壊する際にはそういった点に気を付けて破壊しましょう。
【リンク】⇒ relax 2005年4月号バックナンバー情報