THE GERMS - (MIA)THE COMPLETE ANTHOLOGY (1979) -

Hi-Lo_C2006-03-29

USハードコアの伝説的バンドとされているGERMS。GERMSが気になったきっかけはギターのパット・スメアがニルヴァーナ後期のツアーに参加していたからで、その触れ込みとはいうと・・・34歳でニルヴァーナに参加した時は既にハードコアシーンで相当なキャリアを積んでおり彼等(ニルヴァーナ)のアイドル的な存在であったこと、またレッチリからもラブコールを受け、後にニルヴァーナデイヴ・グロール率いるFoo Fightersに参加しているなどなど・・その筋の人にとっては輝かしいかぎりの経歴・エピソードがひかれた理由だった。
のちに知ったことだが活動初期にはGO-GO'Sでブレイクするベリンダ・カーライル(!)もドラマーで参加してる。
そんな流れでベスト盤とも言えるこのCD買った訳だが、期待通りのフロアライクなハードコアサウンドに、加えて・・・マジ下手。。。聴き方のコツとしてライヴハウスで彼等の演奏する姿を想像しながら聴くと・・・彼等の凄まじいエナジーが伝わってくるはず(イチイチめんどいが)。演奏面はそんな感じだが、曲自体は他のパンクソングとは異なり個性的なソングライティングが印象的。癖になりそうなメロディラインも持ち合わせてる。
GERMSはアルバム1枚を残しカリスマVoのダービー・クラッシュの死によって消滅している。その辺はセックス・ピストルズと共通してる。やはり「早すぎる死」は伝説あるいはロックの神となる条件なのか。
それにしても気の毒なのはパット・スメアで・・・GERMSとニルヴァーナのそれぞれでバンドメンバーが逝ってしまうとは。。ロック界の死神・・ではなく(何てことを)、ロック界の未亡人と言わさせてもらいます。

Mia

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