BIG BLACK - SONGS ABOUT FUCKING -
ニルヴァーナ、Pixies、Mogwai、PJ・ハーヴェイのプロデュースで有名なスティーブ・アルビニが率いたバンド。既に解散済(?)。このバンドはリズムマシンを使った打込みサウンドが特徴で、パンクとテクノの中間というか・・最近、このアルバムを初めて聴いたんだけど、今の時代だからこそ、こんなサウンドを欲しがっている人は世の中大勢いると思う。とは言ってもアルビニはメジャーで売ろうなんて考えてないのだろうが。シンセとギターで作られたサウンド自体が尋常じゃなく、プライマル・スクリームの代表作「Screamaderica」とは違ったサイケデリック感があり、それでいながら音に似つかわないキャッチーな曲というのが心憎い。
不快なノイズサウンドに耳に入り込み易いメロディのせめぎ合いは、パンクの手法そのものだと思うんだけど・・簡単には聴かせてやらない、みたいな作者の反体制的な姿勢が現れてる気がする。その姿勢が顕著に表れているのが、このFUCKなアルバムタイトルではないだろうか。
・・・とは言っても、もうちょとマシなタイトルにならんのか。
- アーティスト: Big Black
- 出版社/メーカー: Touch & Go Records
- 発売日: 1992/10/28
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (27件) を見る